<令和6年4月7日㈰>
科目は「炭付花月」「茶碗荘」「流し点」。
指導は藤谷宗等業躰先生。
故事・歌舞伎等への造詣も深いとご紹介されました通り、良いお話をうかがえました。とてもよく通るお声でしたので、謡などもなさっていらっしゃるのでは・・・?
そのお話とは、春の銘についてでした。お稽古では季節に因んだ銘を工夫するものの、春は特に「花」「桜」絡みの銘が多くなってしまいます。
先生の視点はわたしにとってとても新鮮でした。
雁にまつわる伝説を御紹介くださり、春先に北へ帰っていく雁、交代するように訪れる燕。ということで「雁風呂」「雁供養」「帰雁」「帰雁来燕」。
毎度のことながら、自分の幅の無さ、知識・教養の浅さを自覚いたします。
故事・伝説・歴史・文学・文芸・云われ・・・諸々を知れば知るほど 応じた発見や楽しみが増すのでしょう。
日中は些末なことに追われ、夜は目はしょぼついて、文字を追えば眠くなる。
さらに最近はyoutubeなるものが時間泥棒となっております。何を見ているのかと問われても、記憶に残らないような、でも癒されたり笑えたり・・・同情したり怒ったり。全く厳しさのないユルユル甘~い生活です。反省の上改善を要す!
写真は会場の光圓寺の梅、実をつけておりました。季節は正しく巡っております。
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