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東慶寺 月釜

<令和6年3月18日㈪>

春らしい日和、鎌倉 東慶寺の月釜に行ってまいりました。

春は生命の息吹を感じ喜び溢れる大好きな季節だったのですが、花粉症となった私には苦しくつらい季節となりました。今年は例年以上に症状が激しくて、涙ぽろぽろ・鼻水鼻づまりに苦しんでおります。

席中で不快音を出さないよう点鼻薬・点眼薬たっぷり?で臨みました、


本日は「裏千家」です。

待合の床には太田垣連月の和歌のお軸「たつの日の~~兎~~」と干支送りを詠み入れたものでした。

席主の方の工夫により毎回楽しいのですが、本日はお濃茶が供されるということで待合で主菓子を頂戴いたしました。


本席のテーマが「鎮魂と追悼」。

令和六年は元日から大地震に見舞われましたし、三月は東日本大地震という記憶に残る大災害もありました。

今まで体験してきた茶席というと お祝い事や季節を愛でるものだったような気がいたします。

今回も楽しむために月釜に参加しウッキウキしていたのですが、席入り後の席主様の御言葉に気持ちが引き締まり静まっていくのでした。

生きている人は人生を謳歌したら良い。けれどそれが叶わなかった人々がいらして、今現在苦しみの中で生きている方々がいらっしゃる、忘れてはいけないのです。


本席のお軸は経切れ、花入れは経筒、香合が飾られていて「無事」の陰刻です。


薄茶は一変して、春めいた干菓子(蝶々の焼き印のせんべいと早蕨の飴)で楽しみました。


毎度のことながら家に戻ってから 伺いたかったことがあれやこれや出てきます。

その場で質問を思いつかない頭の鈍さもありますが、もしお応えいただいても記憶容量がそもそも足りないのですよね。どちらにしろダメだこりゃ💦


東慶寺内の写真撮影が全面禁止なので入口近くの春の様子、気が付けば土筆がいっぱい!

フレーム内には土筆3本しか納まっていませんね(笑)


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